九九に親近感を!つまづきがちな8の段。
小学生が九九を学習する段階で、8の段が苦手という声があがってます。
一応、8の段にも数字の法則性があるんです。
8の段が苦手なお子さんがいたら、とりあえず紙に8の段を書かせてみましょう。
答えを見ながら書いてもらってOKです。
まず最初に書くのは、×5までの8の段です。
8×1=8
8×2=16
8×3=24
8×4=32
8×5=40
ここまで書いてもらったら、答えに注目します。
答えの1の位をみてみましょう。
上から、8・6・4・2・0と2つずつ下がっていってます。
次に10の位は上から見ていくと、0・1・2・3・4と1つずつ上がっていっています。(8×1=8の10の位は0とみなします)
×5までを把握してもらったら、次は×6~×9を書いてみましょう。
8×6=48
8×7=56
8×8=64
8×9=72
上から、8・6・4・2と×5までの時と同じように2つずつ下がっていきます。
そして×6からの10の位は上から、4・5・6・7と一つずつ上がっていっています。
×1~×9、1の位と10の位を上からぶっ通して書いてみます。
1の位→8・6・4・2・0・8・6・4・2
10の位→0・1・2・3・4・4・5・6・7
1の位と10の位を切り分けて考えるとそれぞれ数字の法則性が見えてくるのがわかります。
でもこの覚え方って小学生低学年からすれば、ちょっと混乱してしまう子供さんがいそうな感じも・・・9の段の規則性とは訳がちがいます。
そこで現在九九絶賛中の娘に聞いてみました。
「8の段ってどうやって覚えたん?」
「8のだんは4のだんの2ばいやねんで~」
娘、ドヤ顔・・・
4の段
4×1=4
4×2=8
4×3=12
4×4=16
4×5=20
4×6=20
4×7=28
4×8=32
4×9=36
4の段の答えを2倍にすると全て8の段の答えになると主張しとります。
確かにそうなんだけどね、これ2桁の掛け算に突入しとるやないかい!(笑)
まぁ全て×2なので8の段を暗記して覚えるよりは楽なのかな?
そこで2桁の掛け算なんてと固まってしまう子供さんは、考え方を切り替えてみましょう。
8の段は4の段の答えを2回足す。
答えが4なら4+4=8、答えが28なら28+28=56
まぁ繰り上げ計算がありますが、すこしはハードルがさがるのでは?と思います。